縮毛矯正によるダメージヘア対処法を詳しく解説しますHair straightening
「くせ毛や縮れ毛で髪型がキマらない…」「湿気で髪がボワッと膨らんでしまう…」とお悩みではありませんか?
もともと髪に強いクセがある方は『縮毛矯正』をすると艶のあるストレートヘアに仕上がります。
朝のヘアセットが楽になり、指通りもサラサラで女性らしさもアップするのがメリット。
ただし、縮毛矯正を繰り返すと髪にダメージを与えて痛みやすくなるので注意が必要です。
今回は、縮毛矯正によるダメージヘアを予防する5つの対処法をご紹介致します。
これを読めば、ヘアダメージが気になる方も痛みを最小限に抑えてサラサラヘアをキープすることが可能です。ぜひ、参考にしてみてください。
縮毛矯正とはどんな施術?
縮毛矯正(しゅくもうきょうせい)とは縮れた髪やくせの強い髪を真っ直ぐな髪に矯正する施術です。
縮毛矯正は強いクセや縮れ毛、うねりがある方も半永久的にストレートヘアを維持することができます。縮毛矯正の所要時間は約3~4時間です。
くせ毛を真っ直ぐに固定して、憧れのサラサラストレートヘアになれる縮毛矯正は人気の施術。
薬剤を付けて髪の結合を切断すると、髪が柔らかくなるので、アイロンの熱で真っ直ぐに伸ばします。
髪が伸びたところで別の薬剤を付けると髪が再結合し、伸ばした髪の毛を固定することができます。
- 縮毛矯正がおすすめな方
-
- 強いくせ毛で髪がまとまらずお悩みの方
- 湿気で髪が膨らんでしまうか方
- ストレートの髪質になりたい方
- うねったり跳ねたり、なんとかしたい方
- 毎朝ストレートアイロンするのが面倒な方
縮毛矯正の料金はヘアサロンによって異なりますが
相場は20,000円~30,000円程度となります。
持続力はありますが、新しく伸びてきた髪はくせ毛があるため、半年~1年程度でかけ直す必要があります。
縮毛矯正はアイロンで熱処理をするため、髪の負担は大きくダメージを受けやすいので要注意。
髪のダメージを最小限に抑えるには、低刺激の薬剤を使い、高い技術の美容師に施術してもらうことが大切です。
縮毛矯正とストレートパーマの違いは?
縮毛矯正はストレートヘアにする施術ですが、ストレートパーマとは何が違うのでしょうか。
どちらもストレートヘアにすることが目的ですが、大きな違いはアイロンで熱を加えるかどうかです。
縮毛矯正はアイロンで熱を加えて髪を伸ばしますがストレートパーマでは熱処理をしません。
ストレートパーマは熱を加えない分、縮毛矯正よりも髪へのダメージを抑えることができます。
ストレートパーマの所要時間はカット・ブローを含めて約2時間~2時間半です。
ストレートパーマは、一度かけたパーマを元に落としたい時や軽いくせ毛を直したい時に向いています。
ただし、頑固なくせ毛を伸ばすことはできないので、強いくせ毛に悩む方は縮毛矯正の方が適しています。
- ストレートパーマがおすすめな方
-
- パーマを落として元のストレートに戻したい方
- 強いパーマを少々抑えたい方
- 軽いくせ毛を直したい方
- 髪のボリュームを自然に抑えたい方
- 縮毛矯正よりも髪へのダメージを抑えたい方
ストレートパーマの施術料金はカット込みの場合、10,000円~15,000円程度が相場です。
ストレートパーマの持続期間は通常のパーマと変わらず1か月~3か月程度です。
くせ毛は強くないけれど全体のボリュームを抑えたいという方も担当の美容師に相談してみましょう。
縮毛矯正のダメージってどのくらい?
縮毛矯正したいけど「髪へのダメージが心配…」という方も多いでしょう。
縮毛矯正によって髪の毛が余計にチリチリ毛になって膨らんでしまったらショックですよね。
残念ながら、縮毛矯正をするとカラーやパーマよりも髪に与えるダメージは大きく、傷んでしまうのは事実です。
縮毛矯正をした直後はクセが取れて見た目もキレイなストレートになるので、ダメージに気がつかないかもしません。
しかし実際は、アルカリ剤の薬剤と熱処理によって髪表面のキューティクルは損なわれて、毛髪内部の構造が破壊されてしまうのです。
髪のうるおいが逃げやすく、チリチリ・ザラザラになり、髪が余計に広がってしまうことも…。
縮毛矯正をする上でダメージを100%抑えることはできませんが、使用する薬剤と美容師の技術によってダメージを軽減することは可能です。
縮毛矯正によるアレルギーリスク
縮毛矯正では薬剤を直接頭皮に付けませんが、薬の成分によって、アレルギー反応を起こす可能性があります。
アレルギー体質の方や過去に痒みや炎症が出たことがある方は、縮毛矯正をする前に美容師に相談しましょう。
美容室では初めての縮毛矯正、パーマをかける際にはパッチテストをしてもらえます。
縮毛矯正による髪へのダメージを抑えるには?
縮毛矯正をしてストレートヘアになれるのは嬉しいけれど、くせ毛が酷くなるのは困りますよね?
縮毛矯正による髪のダメージは強いアルカリ性の薬剤とヘアアイロンの熱処理が原因です。
縮毛矯正をかける時間やかけ直しの頻度、ヘアケアなどを意識すると、ダメージを抑えることが可能です。
ここからは、縮毛矯正による髪へのダメージを抑える方法をご紹介しましょう。
1.髪の毛に合わせた薬剤と熱処理の温度
縮毛矯正ではくせ毛を伸ばすために、強い薬剤を使って髪の毛の形を変えていきます。
強い薬剤のおかげで髪がストレートになるのですが、当然ながら同時にダメージも大きくなります。
美容室では薬剤による髪への負担を抑えるためにお客様の髪の毛に合わせて薬剤を調合します。
ダメージゼロにはなりませんが、使用する薬剤の選び方次第で縮毛矯正のダメージを軽減されます。
また、縮毛矯正の施術中にストレートアイロンを使って熱処理をしますが、その熱によって髪はタンパク変性を起こし、髪が傷んでしまうのです。
美容室によって温度設定は変わってきますので、「髪のダメージを抑えたい」と担当美容師に相談することをおすすめします。
2.縮毛矯正の施術時間
縮毛矯正にかかる時間は人によって髪の長さやクセの度合いが異なりますが、最低でも3時間は必要です。
髪の毛の芯まで薬剤を浸透させて髪の毛の形を変えるため、ある程度の時間がかかります。
最近は、時短でダメージを抑える縮毛矯正が増えていますが、時短ならば安心という訳ではありません。
無理に時短をする縮毛矯正の場合、強い薬剤を使用して、余計にダメージを与えてしまうことも…。
早く縮毛矯正が仕上がれば、髪へのダメージを抑えられると考えがちですが、極端な時短は避けた方が無難です。
薬剤のアルカリ度数によって施術時間が変わってくるので、担当の美容師に相談してみましょう。
3.縮毛矯正をする頻度(ペース)
縮毛矯正は半永久的にストレートヘアをキープできると述べましたが、新しく伸びた部分はくせ毛のままです。
では、縮毛矯正はどれくらいの頻度でかけ直しをすれば良いでしょうか。
縮毛矯正をする期間が短く、頻繁にかけ直しをすると、当然ながら髪へのダメージは大きくなります。
しかし、長く放置すると根元のくせ毛がボワッと広がって、キレイなストレートが実現できなくなるので要注意。
縮毛矯正をかける期間は4ヶ月ペースが最も多く、くせ毛が強い方は2〜3ヶ月ペースです。
くせ毛が弱い方は頻繁に縮毛矯正をかける必要はなく、半年〜1年ペースでも保つことができます。
縮毛矯正をする頻度は髪の長さやクセの強さによっても変わってくるので、担当美容師に相談して決めましょう。
4.根元の伸びてきたくせ毛はリタッチ
縮毛矯正による髪のダメージを抑えるには、伸びた部分だけリタッチをする方法がおすすめです。
毛先は避けて、新しく伸びてきた根本のくせ毛部分だけを縮毛矯正するとダメージを抑えられます。
前髪や顔周りのくせ毛が気になる方は部分的な縮毛矯正をすれば、全体的なダメージはありません。
5.縮毛矯正後のヘアケア方法
縮毛矯正をしてもストレートヘアが持続しなかったと残念な経験をされた方も多いでしょう。
縮毛矯正後の髪の毛はダメージを受けているので、自宅での正しいヘアケアが必要です。
ストレートを長持ちさせるためにも、正しいヘアケアを取り入れていきましょう。
まず、縮毛矯正をした当日はヘアゴムやピン、ヘアクリップなどを使用するのはNGです。
毛髪内部の構造がまだ構築されていないため、髪を結んだりピンで留めると跡やクセが残ってしまいます。
次に、縮毛矯正した当日はシャンプーを避けて、48時間経過するまで待ちましょう。
ダメージを抑えるため、弱酸性の髪に優しいシャンプーを選ぶと正常な弱酸性の状態に戻ります。
縮毛矯正後は髪だけでなく、頭皮にもダメージを与えてしまいます。
週1回は洗い流さないタイプのトリートメントを使うと、内部まで成分が浸透して、潤い効果を実感できます。
縮毛矯正とカラー同時にしたら髪のダメージは?
ストレートヘアもヘアカラーも同時に楽しみたいという方も多いかと思います。
そこで気になるのは、縮毛矯正とヘアカラーをしたら髪はどれくらい傷んでしまうのか…ということ。
縮毛矯正とカラーは同時にすることは可能ですが、髪への大きなダメージは避けられません。
縮毛矯正をした後にカラーをすると、強い薬剤のダブルパンチによって、髪へ負担がかかってしまいます。
髪へのダメージを抑えることを優先させるならば、縮毛矯正とカラーは同時に施術しない方が良いでしょう。
最低でも一週間空ければ髪が固定するので、髪のダメージを抑えてカラーすることができます。
縮毛矯正が得意なスタイリストが在籍する専門美容室滋賀県長浜市の美容室
縮毛矯正による女性のダメージヘアのまとめ
今回は縮毛矯正による女性のダメージヘアを抑える方法をご紹介しました。
信頼できる担当美容師に施術をしてもらうと、自分に合った薬剤データを元に仕上げてもらえます。
髪へのダメージを最小限に抑えながら、サラサラなストレートヘアをキープしましょう。