20~60代の女性の方は注意!0代~60代まで関わる女性ホルモンの減少

その抜け毛や薄毛、もしかすると円形脱毛症かも?

投稿日:2022年3月25日

0代~60代まで関わる女性ホルモンの減少

円形脱毛症と聞くと「ストレス」と思われがちですが、ストレスがないのに抜け気が多くなったり薄毛が気になるということはありませんか?
円形脱毛症は自然治癒する軽度のものなら良いのですが、重度になると医師による治療が必要になります。
発症する年代も様々で、若いから大丈夫ということではありません。
円形脱毛症は男性も女性も起こるものですが、特に女性の割合が多くなっています。

もし今、薄毛や抜け毛に悩んでいるなら、それは円形脱毛症かもしれません。
そこで、円形脱毛症になる原因や引き起こすきっかけ、改善法や対策の他、円形脱毛症になるサインをわかりやすく解説していきますので、自分の症状と照らし合わせてみてください。

この記事から分かること

  • 円形脱毛症になる原因
  • 円形脱毛症の改善法や対策、病院での治療法
  • 円形脱毛症のサインの見抜き方

薄毛・抜け毛の症状と原因は?こんな症状ありませんか?

円形脱毛症とは?

円形脱毛症とは

円形脱毛症と聞くと、10円玉や500円玉くらいのハゲができるというイメージが多いのではないでしょうか。
実際、そのような円形脱毛症もありますし、頭髪全体が抜けてしまうこともあります。

「円形」とついているので、円形や楕円形の形で毛髪が抜け落ちてしまうというのは合っているのですが、頭髪全体が抜け落ちるという症状もあります。

また、加齢とともに薄毛になっていく場合はゆっくりと進行していきますが、円形脱毛症の場合は突然毛髪が抜けていくので、急激に抜け毛が多くなったら注意が必要です。

円形脱毛症の種類

円形脱毛症といっても種類がたくさんあります。
先ほど少しお話しした頭髪全体が抜けるというのもあるので、円形脱毛症にはどのような種類があるのか解説していきましょう。

  • 単発型
    10円玉や500円玉くらいの脱毛が1カ所にできるのが単発型です。
    小さなものなら自然治癒することもあります。
  • 多発型
    10円玉や500円玉くらいの脱毛が1カ所ではなく複数できると多発型と言います。
    多発型になると自然治癒が難しいため医師の治療が必要となります。
    頭皮の25%以上が脱毛範囲となると重症と診断されるので、治癒にも時間がかかります。
  • 蛇行型
    首すじや耳のまわり、おでこなどの生え際が帯状に脱毛していると蛇行型と呼ばれます。
    円形ではありませんが、蛇行型も円形脱毛症の一つです。
    蛇行型も医師の治療が必要な重症となります。
  • 全頭型
    全頭型は頭髪全てが抜けてしまう症状です。
    こちらも円形ではありませんが、円形脱毛症の一種で医師の治療が必要となります。
  • 汎発型
    全頭型に加えて、まゆ毛やわき毛、まつ毛など頭髪以外の体毛も抜けてしまうのが汎発方です。
    汎発方はかなり重症な円形脱毛症なので、医師の治療を受けてもしっかりと改善しない場合があります。

円形脱毛症の原因は自己免疫反応

自己免疫反応
円形脱毛症にも様々な種類があり、重症化すると治療も大変です。
軽症でも脱毛している部分があるだけで気分が滅入ってしまいますよね。

では、なぜ円形脱毛症は起こるのでしょうか?
以前はストレスが原因だと言われていましたが、最近では「自己免疫反応」が原因だと言われています。
正常な免疫反応は、ウイルスや菌などの外敵が体内に入ると、免疫システムが作動しTリンパ球という免疫細胞が攻撃して撃退します。

ですが、免疫細胞であるTリンパ球が何らかの異常を起こし、正常な細胞を攻撃してしまい、自分の免疫が正常な細胞を傷つけるということになるのが自己免疫疾患です。
この時に毛根を攻撃されると髪の毛が抜けてしまい円形脱毛症になってしまいます。

円形脱毛症を引き起こすきっかけ

円形脱毛症を引き起こすきっかけはたくさんあります。
風邪やケガ、睡眠不足など小さな要因でも発症することはありますが、特に円形脱毛症を引き起こしやすいきっかけを解説していきます。

ストレス

日常生活の中でストレスを完全に除外することはできませんし、多少のストレスは必要なのですが、強すぎるストレスや継続しているストレスは、興奮を司る交感神経の異常を引き起こします。
交感神経の異常が起こると血管が収縮したり、ホルモンバランスの乱れに繋がります。

頭皮にも血管が流れているため、血管が収縮すると毛根へ十分な栄養が行き届かなくなり円形脱毛症となる可能性があります。
また、ホルモンバランスの乱れは「0代~60代まで関わる女性ホルモンの減少」の項目で説明していますのでご参照ください。

アトピー

アトピーは皮膚炎や鼻炎など様々ですが、どのアトピー素因も円形脱毛症を引き起こすきっかけとなると言われています。
円形脱毛症を発症する40%以上の人が何らかのアトピー疾患を持っており、きっかけとしては大きな範囲を締めています。

また、本人がアトピー体質でなくても家族がアトピー素因を持っている場合、遺伝で円形脱毛症になることもあると言われています。

20代~60代まで関わる女性ホルモンの減少

20代、30代の女性は出産による女性ホルモンの減少が円形脱毛症のきっかけになることもあります。
また、40代後半~60代くらいまでは更年期によるホルモンバランスの乱れにより発症することもあります。
どちらも女性ホルモンの減少によるもので、円形脱毛症は年代問わず発症すると言っても良いでしょう。

女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンという2つの種類があり、エストロゲンが減少すると髪の成長期間の維持が難しくなり、ハリやコシがなくなって薄毛になってきます。
そのため、女性ホルモンの減少も円形脱毛症のきっかけとなると言われています。

ただし、出産直後の女性ホルモンの減少は一時的なものなので抜け毛が増えても次第に元の状態に戻るのですが、アトピーを持っている人は円形脱毛症のきっかけとなることもあります。

自分でできる円形脱毛症の改善・対策法

自分でできる円形脱毛症の改善・対策法
円形脱毛症に気付いたらできるだけ早く皮膚科の診察を受けることをお勧めしますが、普段からならないようにする予防と、もしなってしまった時に自分でもできる改善法や対策などをご紹介したいと思います。

ストレスをうまく発散する

円形脱毛症のきっかけとなるストレスは、できるだけ溜め込まないように発散できる方法を見つけましょう。

ストレスの解消法は人それぞれ違いますが、趣味を見つけたり、運動をしたり、友人と楽しく会話する、おいしいものを食べるなど、自分が楽しいと思えることをするとよいでしょう。
充実感がストレスを緩和してくれますし、心身の健康にもつながります。
ストレスを完全になくすことはできないので、解消できる方法を見つけることが大切です。

女性ホルモンを整える食事や生活を

女性ホルモンの減少や乱れを改善する方法には、食事や生活習慣を見直すことです。
出産の場合は、できるだけ早く女性ホルモンのバランスを整えるためにも食事に注意してみましょう。
女性ホルモンに似た働きをする大豆イソフラボンを多く含む、納豆・味噌・豆腐などを取り入れたり、日頃から栄養バランスの良い食事を心掛けることが大切です。

また、睡眠不足は自律神経の乱れを招き、女性ホルモンの乱れを引き起こします。
寝る前の携帯電話やパソコンの使用を控え、食事は寝る2時間前までに済ませるなど、良質の睡眠がとれるよう心がけましょう。
適度に体を動かすと代謝も良くなるので女性ホルモンに良い働きを与えてくれますよ。

頭皮マッサージ

頭皮マッサージは血行促進だけではなく、リラックス効果も期待できますし、頭皮の新陳代謝を活発にしてくれます。

頭皮を指の腹で揉むようにマッサージするのですが、「頭皮を動かす」ところがポイントです。
爪を立てると頭皮を傷つけてしまい頭皮環境の悪化につながるので、優しく指の腹でマッサージするようにしましょう。

病院で行われる円形脱毛症の治療法

病院で行われる円形脱毛症の治療法
円形脱毛症の場合、単発型で小さなものなら自然治癒することもありますが、そのほかの種類の場合は病院で治療をしてもらわなければ改善が難しくなります。

円形脱毛症に様々な種類があるように、病院での治療も様々です。
円形脱毛症の状態を見て医師が治療法を判断しますが、どのような治療法があるのか見てみましょう。

塗り薬による治療

塗り薬は比較的軽症の場合に使用されることが多く、血管拡張作用のあるミノキシジルや塩化カルプロニウムを塗布します。
もう少し強めのステロイド剤の塗り薬を処方されることもありますが、塗り薬で局所的に使用するため大きな副作用は心配ないとされています。

また軽症の場合、塗り薬より効果が高いとされているステロイド注射をすることもあります。

内服薬による治療

塗り薬と並行して処方されることが多いのが内服薬です。
グリチルリチン、セファランチン、抗アレルギー薬、ステロイド剤などを処方されるのが一般的です。
グリチルリチンは炎症を抑え、セファランチンはアレルギー反応抑制の他、血流促進などの作用があります。

抗アレルギー薬はアレルギー症状を緩和するため、アトピー素因がある方に処方されることが多いです。
ステロイド剤はステロイドの飲み薬ですが、重症の場合に処方されることが多く、高い効果を発揮する反面、肥満や糖尿病などの副作用が起こる可能性もあります。

赤外線治療

アトピー素因がある場合に用いられることが多いのが赤外線治療です。
円形脱毛症の範囲や症状によって治療の回数や頻度が違ってきます。
PUVA治療法、エキシマレーザー、ナローバンドUVB、スーパーライザーなどの治療法があり、数か月間治療を行います。
十分な有効性はまだ実証されていない治療法ですが、副作用が照射による炎症やかゆみという軽度なものなので安全性という面で行われることがあります。

冷却治療

液体窒素やドライアイスなどで急激に脱毛箇所を冷却することで、誤作動を起こした免疫システムを正常にするというのが冷却治療です。
脱毛部分に直接ドライアイスを当てたり、液体窒素をスプレーするので、治療している間は少し痛みが生じます。
副作用はほとんどありません。

重度の場合は局所免疫療法を提案されることも

円形脱毛症が重度の場合、局所免疫療法を提案されることもあります。
ただし、この方法は保険適応外なので自費で治療を受ける必要があるのでご注意ください。

シクロプロぺノンという塗り薬を濃度を変えて塗布し、人工的にかぶれを起こして発毛を促進する方法なのですが、アトピー素因のある方や蕁麻疹などがある人が行うと一時的に悪化する可能性があります。
この治療を行うと蕁麻疹が出たりリンパ節が腫れるなどの副作用が起こる可能性がありますし、治療に1年以上かかることもあります。

抜け毛がひどい時は要注意!
円形脱毛症を早期発見するサインとは

円形脱毛症を早期発見するサインとは
円形脱毛症は初期の段階で分かれば治療期間も短くなりますし、副作用の心配がある治療を受けることもなくなります。

では、ただの抜け毛・薄毛ではなく円形脱毛症と見抜くにはどのようなポイントに注意すればよいのか、早期発見するサインをご説明します。

単なる抜け毛の場合と違い、円形脱毛症は毛髪の表面がゴワついてきます。
また、脱毛部分がチクチクしたりピリピリするのも円形脱毛症のサインです。

さらに、抜けた髪の毛を良く見てください。
発毛サイクルの影響で自然に抜けた髪の毛には毛根が付いていますが、円形脱毛症の場合は毛根がついていません。

円形脱毛症が起こっているということは、頭皮が炎症を起こしているため髪の毛が抜け落ちてしまっているのです。
これらの状態になっている時は円形脱毛症の可能性がありますので、すぐに皮膚科を受診するようにしましょう。

まとめ

円形脱毛症
円形脱毛症は軽症であれば自然治癒することもありますが、多発型や蛇行型、汎用型、全頭型など重症になると自然治癒は困難になります。

抜け毛が多くなった時は、円形脱毛症のサインが出ていないか確認することも必要ですが、
早めの受診が大切です。
早期治療できれば重症化することも予防できます。

また、普段から円形脱毛症にならないように食事や生活習慣、ストレス緩和を行うことも大切です。

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