滋賀県長浜市の頭皮から健康的な美髪に導く頭皮・髪質改善専門ヘアサロン「MISONO美容室」代表の宮川修です。いやぁ〜自分で言うのもなんですが今年はめちゃくちゃ働いた
今年やったこと
・サロンの改装に伴うデザイン、設備、資金繰りも含めた案件
・マーケティングコンテンツ作成、導線設計
・施術、オペレーション、ルーティン業務マニュアル作成
・お客様、スタッフへの価値提供コンテンツ作成
・求人活動
・美容師としてのスキルアップ
あげ出したらキリがありませんが、どれも必要なものであり
目の前の成果を上げるものもあれば1,2年後に成果が出てくるもの
永続的に上げ続けるものも含まれています。
経営者の仕事=未来の成果
美容師の仕事=目の前の成果
僕の先生からいつも言われている言葉です
成果について
未来の成果を上げるために今何をするのか?
そもそも未来の成果って?
その成果は誰にとって必要なもの?
このように徹底的に掘り下げていくことで
必要な行動が見えていき、実際に行動に移しながら
トライ&エラーを繰り返していきます。
そんな過程で
対外的に色んな人との出会いが増え
知らない世界を知る機会が増えた。
自分自身の価値観や常識が覆されることはなんとも心地よく
新しいステージの扉を開いているようで、刺激的な毎日でした。
店舗のリニューアル
今年の7月にサロンを改装させていただき
MISONOは生まれ変わりました。
「半個室空間によるプライベート美容室」
「髪質改善、頭皮改善専門美容室」
従来のオープンな空間から
プライベート空間を満喫し心からリラックスしていただける
時間の提供
『1ヶ月に一回自分へのご褒美』
カラーやパーマなどの薬剤や加齢による頭皮環境の衰えを
できる限り防ぎ
『10年後も若々しく綺麗で可愛く
鏡に映る自分が好きでいられるように』
このようなコンセプトの元、空間設計からメニュー作成
サービスの見直しなどを約2年練り続け、
お客様にとって必要な美容室になってる?
スタッフにとって働きやすい環境になってる?
そして
自分自身が見据えている未来のゴールに向かってる?
こんな自問自答を繰り返しながら満を持してリニューアルさせていただきました。
「昔のMISONOさんの面影は無くなったね、ちょっと寂しいけど
とってもリラックスできるわ」
「自分へのご褒美時間にぴったり」
「個室になるって、こんなに落ち着くんですね」
「移動せずに全部終わるって最高」
「起きたら綺麗になってた(笑)」
「髪の艶がすごすぎる」
「根本のボリュームの出方が今までと全然違う」
このような嬉しいお言葉をたくさんいただき
徹底的に準備してきたつもりでも、やっぱり
実際にお客様に提供してみないと本当の答えは見えないので
不安で一杯だったのですが、
ほっと安堵したことを思い出します。
同時に働いてくれているスタッフについても思案しました
『スタッフにとって働きやすい』って
具体的にどういうことなんだろう?
休み?給料?福利厚生?働きがい?プライベートの充実?
このようなことを考え出すと、とかくビジネスが後回しになってしまうことが
ありますが大前提として上手く経営が成り立ってこそ
スタッフへの環境提供ができます。
しかしスタッフにとってそこはリンクしないことが
ほとんどですし、しなくて当たり前なんです。
みなさんもお勤めの会社の経営状況をご存知ですか?
言い方は悪いですが
「自分の給与、休み、仕事内容」が充実していれば
関係無いっちゃ無いですよね・・・
経営者と従業員は平行線なんです、
当たり前です。
役割が違うんですから
だからこそスタッフにとって働きやすい環境作りは
経営者にしかできない最重要タスクなんだと考えています。
経営者の最重要顧客はスタッフ
スタッフの顧客は美容室のお客様
先生が居なくなりこのようなマインドセットの元
もしかしたら一番時間を使って考えてきたかもしれません。
ではスタッフが働きやすいって?どんな環境?
それは
『自分の大事にしている人、事、モノを優先できる働き方ができる環境』
これがMISONOが提供できる働く環境
ここをフワッとした形でしかスタッフに伝えられないと
きっと???となり
長く働き続けられなくなってしまうんです
スタッフ各々が大事にしたいものって違いますよね
・子供との時間
・好きなことに参加できる時間
・趣味、副業、プライベートの時間 など
この大事にしたいものを叶えられる環境を
『提供する』『約束する』
そして
『約束を守り続ける』
当たり前のことを当たり前にするだけなんですが
実は美容界の悪しき習慣によってなかなか形になっていない美容室(以前のMISONOも)も
多々あり、その結果なのか
子供のなりたい職業ランキングから見事に美容師さんは姿を消してしまいました。
子供から見た美容師としてのママはどんな風に見えているんだろう?
親御さんから見て美容師になったお子さんはどんな風に見えるのか?
経営者にとって絶対に目を背けてはダメな
『スタッフの働く環境』
MISONOがまだ十分で無いことも承知しています
だからこそ常にトライ&エラーを繰り返すことで
精度の高い環境が作られていくんです。
TOPの人間の成長が会社の成長に比例します
そのためにも常に学び続け、行動し続けるしかありません。
自分の中の狭い視野、価値観ではなく
もっと広い視野で多様な価値観に触れて
自分自身をアップデートさせていきたいですし
どれだけ成長できるのか楽しみです。
ここまでは経営者として書いてきましたが
まだまだ現役の美容師としてプレイヤー(30年目)なので
やっぱり美容師としての時間はめちゃくちゃ楽しいですし
「好きなんだ」って思います。
自分の技術で
お客様が可愛くなったり綺麗になったりして変身されるのを
目の当たりにすると、やりがいもありますし、
「私より先に死んだらあかんで!」って
ちょいちょい言われることがあります。
もちろん冗談混じりのたわいも無い会話ですが
必要とされるって実感できる瞬間でもあるのでもう少し
ハサミを置くことはないと思います。
中には現場を退いて経営業務に専念される経営者さんもおられますが
僕はやっぱり美容師の仕事が好きな『職人』なので。
先代のことをご存知の方もそうじゃない方もいらっしゃるでしょう。
ご存知ない方にはちょっとわからない内容かもしれませんが、
先日7回忌を終えました。
病気がわかってたった3週間で逝ってしまった
なぜこんなことを書くのかというと
僕も来年50歳になります(ちなみに先代は享年72歳でした)
今年、突然の体調不良で4日間入院しお客様、スタッフ、家族
関係者に多大な迷惑をかけました。
いつ何があってもおかしくない年齢になってきていることは
事実ですし、前向きに行動し続ける反面
このように自分を俯瞰し、客観的に見てリスク管理や
対応方法を形にしておくことも大切な仕事なんだと痛いほど自覚しています。
まだ50歳
まだまだ休みなしでも働ける
もう50歳
人生の終わりを見据え逆算しながら行動する
このどちらにも対応できるように
最後にいつも側で支えてくれる家族
奥さんは一番近くで一番の理解者であり
一番のダメ出しをくれるパートナーです。
女性の立場から的確なアドバイスをくれて
スタッフの話し相手としても大切な役割を担ってくれています。
いつもいつも伝えていますが
改めて
『ありがとう』
来年はもう少し記憶に残る仕事以外の時間を一緒に作っていきましょう
お客様、スタッフのみんな、関係者各位
1年間ありがとうございました。
MISONOは来年50周年を迎えます
より一層の飛躍を誓い、そして
サッカー日本代表じゃないですが
更なる
『MISONOにとっての新しい景色』
を見るためスタッフ共々精進してまいりますので
来年もよろしくお願いいたします
代表取締役 宮川 修
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